感動の条件 1

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こんにちは、webライターのげんた。です。
数回に分けて、人が感動する条件は何かここをまとめていきます。

他者の行動から生まれる感動

応援している存在が活躍する姿を見て

感動の種類として、自分の応援している存在が活躍する姿を見て感動するというのがあります。
例えば、応援しているアイドルが大きな舞台でライブをすることになり、ライブ当日輝く姿を見て感動する。
朝も夜も練習を続けてきた自分の息子が、最後の部活の試合の日を迎え、試合で奮闘する姿を見て感動する。というようなイメージですね。
自らが結果を得た訳ではありませんが、人は感動することができるのです。

ではなぜ、援している存在が活躍していると感動することができるのでしょうか。

自らがかけた価値の報酬として捉えている

1つ目は、自らがこれまでにかけてきた時間やお金、思いが他者の活躍によって実現されたという達成感の擬似獲得が起きているからです。
自分では達成することはできないけれど、対象にお金や時間をかけることで自らの思いをある意味叶えることに成功し、そのことに達成感を感じ、感動するのではないでしょうか。

いや、自分の思いが叶ったから心が動いている訳ではない!とおっしゃる方の気持ちには納得できます。

ただ、もしその応援してきた対象が、全て自分のおかげで活躍できた!と言ったとしても感動できるのでしょうか。
例えば、デビューした頃から、まだ路上ライブをしていて観客は私だけ。でも、毎日500円ずつ応援の意味も込めてお金を出していました。その応援した人がヒットしてインタビューを受けた時、「成功した理由はなんですか?」と聞かれて、「才能ですね。」なんて答えた日には、感動どころか冷めてしまいますよね。

このことから、もちろん他者が成功したこと自体に喜ぶ気持ちもあると思いますが、“感動”するには自らのかけたものに対しての報酬を感じられることが条件と言えるでしょう。

自分の力が及ばない領域での苦労を見て

2つ目は、困難、苦労を乗り越えたことを知り、人は感動する形です。
例えば、先ほどの部活の息子の例でいくと
試合直前に怪我をしてしまい試合には間に合わないと医師に言われてしまった。しかし、息子は試合を諦めきれずに、努力をやめなかった。そして、なんとか試合ができるまでには回復させ試合に出場できた。試合には負けたが、その姿を見て感動し泣いている母親の姿。
こういった光景を何度か見たことがあります。

つまり、自分の想像を超えた努力をしたことに対する称賛の意味で感動するのでしょう。
自分では無理と思うような、周りからも苦しいと思われるような状態に置かれても諦めることなく努力し目標を成し遂げるという想像を超える、ことが感動の条件と言えます。

感情を増幅させる要素の存在

3つ目は、感情を増幅させる要素により、通常より何倍もその出来事の影響力を大きく感じることにより人は感動すると考えられます。
これまでの2つと違い、外部からの影響により感動を感じる形となります。
例えば、先ほどの部活の息子の話を、別の人が聞いたとしましょう。よく頑張ったね…と同情はしますが、感動して泣いてしまうところまでいくことは少々難易度が高いでしょう。
しかし、この話を映像化し、心を揺さぶるような音楽をかけて視聴した場合、話を聞いただけの人と比べて、涙する人の確率は高くなるでしょう。

これは、その出来事に対する感情を外部からの影響により、増幅させられて感動しやすい状態が作られているのです。つまり、3つ目に関しては、感動していると錯覚していると言った方が正しいかもしれません。

まとめ

このように、他者の行動から生まれる感動というのは
擬似的に達成感を感じる、予想を超える結果、外部要素による感情増幅という条件を満たした際に生まれる
と考えられます。
感動した!という言葉を聞いた際は、その人がどの条件が満たされたことによって感動したのかと考えてみるのも面白いかもしれません。

前提:応援される存在であるか

ここまで書いてきましたが、そもそも感動を生むために応援される存在であるかということが前提大事になってきます。
そもそも、どうでもいい人が頑張ってようが興味ないですからね…
結果が出ようが、出まいが応援してくれる存在、一人一人に感謝する心を忘れないように。
自らも胸に刻んで日々を過ごします。

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